どうも、ムジ太郎(@mujitaro_mujibu)です。
最近、ファッション界のトレンドとなっている『サスティナブル』というワード。
トレンドになっていること自体、違和感を感じますよね。
今回は今のサスティナブルについて思うことを書いていこうと思います。
サスティナブルってなに?
『サスティナブル』とは直訳すると『持続可能な』という意味です。
地球温暖化や自然災害の多発など地球が抱える環境問題を解決するために生まれた言葉です。
様々な業界やメディアなどでも頻繁に使われており、『持続可能』というより『環境に良い、優しい』といった意味合いで使われていることが多いです。
サスティナブルという言葉が広まったのは2015年に国連サミットで採択された『SDGs』の存在が大きいです。
『SDGs』は『Sustainable Development Goals』の略で、直訳すると『持続可能な開発目標』という意味です。
下記の17つの目標が設定されており、それに向けて様々な国や企業などが協力して解決に向けた取り組みがスタートしています。
世界をあげて取り組みが始まったため、日本でもサスティナブルへの関心が高まっています。
サスティナブルのトレンド化
最近のファッション界のトレンドは『サスティナブル』です。
パリなどのコレクションブランドから、国内のアパレルメーカーまでもがサスティナブルをキーワードに物作りをしています。
先日、行った大きな展示会では『サスティナブルゾーン』が設けられており、大手商社がこぞって出展してました。
そこにはバナナの皮で作った生地だったり、リサイクル素材だったり、環境に良さそうな商材が所狭しと並んでおり、来客も非常に多い様子でした。
ムジ太郎も仕事がら、いろんなバイヤーさん達と話す機会がありますが、誰もがサスティナブルな商材を求めており、特にスポーツ系やアウトドア系を取り扱うバイヤーさんはサスティナブルな何かがないと、会議にすら上げられないと言われる方も多いです。
最近すごく感じるのは地球の環境を守るというよりも、トレンドに沿っているだけだったり、会議に通すためにサスティナブルを求めている企業が非常に多いんですよね。
アパレル業界は石油業界に続いて2番目に地球の環境を破壊している業界です。
サスティナブルな物作りに変わっていくことは、結果的には悪いことではないと思いますが、以前のオーガニックコットンの様に一時的なトレンドとして終わる予感がビンビンします。
本当のサスティナブルは長く着れる服を提供すること
サスティナブルな物作りに違和感を感じるのは、『サスティナブルだから売れるでしょっ(ドヤ顔)』という思惑がスケスケな企業の態度です。
よっぽど意識が高い消費者はサスティナブルな商品を選んで買うかもしれませんが、普通の人は意識すらしていないと思います。
実際にリサイクルコットンを使用したサスティナブルなTシャツワンピ、昨年の在庫品だと思いますが、60%オフで叩き売られています。
結局、サスティナブルだから売れるわけじゃないんですよね。
今後、この商品がどうなるか分かりませんが残って廃棄される様なことがあれば、全くサスティナブルでも何でもないです。
いろいろと考えると結局、適正な値段で販売され、長く着てもらえる服が一番サスティナブルなんです。
サスティナブルな服でも1年で着れなくなって捨てられたら意味がないんですよね。
それなら、作り方は従来通りだけど、10年着れる服のがよっぽどサスティナブルだと思います。
無地アイテムはサスティナブル
長く着れる服はやっぱり定番アイテムで、無地でシンプルなものだと思います。
シンプルなものなら他のアイテムとも合わせやすいですし、トレンドが変わっても着続けられます。
ムジ太郎がおすすめしている無地ボディーブランドの多くは丈夫な物作りをしています。
実際にPRO CLUBやCAMBERなどのTシャツは何年着ていても、ほつれてきたり、ヨレヨレになることも少ないです。
少しでも環境に優しい物を選びたいと思った方は、ぜひ無地のベーシックなアイテムを選んで長く着てください。
どうも、ムジ太郎(@mujitaro_mujibu)でした。